12/24/2007

[抽選グリーンカード] case numberが 'Current'ってどういう意味?

グリーンカード抽選に応募して、コンピューターによる無作為の抽選で、最初の約10万人にめでたく選ばれると、当選通知に同封されてきた書類を記入して、KCCというところに送り返します。
あとは、大使館での面接の日にちの通知を待つばかりです。 大使館で行われるのは、面接といっても、必要書類を提出して確認してもらうだけで、面接試験があるわけではないそうです。
大使館での面接は、当選通知に記載されていた case number順に行われるようです。 毎月、U.S.Department of Stateのサイトで、2ヵ月後に何番のcase numberの人まで面接が実施されるかが発表されます。
面接は10月から9月までの間に行われますから、昨年のDV-2007では、2006年10月には1550番まで、11月には2600番まで・・・と、面接が行われてゆきました。そして、2007年7月には7500番まで面接が行われました。
U.S.Department of Stateのサイトでは、8月は番号が発表されず、'Current'と記載されました。9月も同様に'Current'となっています。
このCurrentとはいったい何でしょうか?
従来(先月)と同じで進展なし、という意味なのか、処理の進むに任せて5万通のグリーンカード発行のいけるところまで、という意味なのか?
Googleで、「グリーンカード抽選」を検索してみると、移民手続業者のサイトがずらっと出てきますが、唯一個人のサイトがRocさんのサイトです。ここは、2003年からのグリーンカード抽選の当選者の体験談が紹介された充実したサイトです。そのサイトでRocさんは、下記のように解説されています。
「Currentと書いてあるのはケース番号の制約がなくなり、DV移民手続き枠がある限り大きな番号の当選者にも面接が回ってくるという意味になります。」
グリーンカード抽選当選者の手続をサポートする移民弁護士の方のサイトでも、'Current'を「当選者全員」と訳されています
しかし、日本以外にもアジアの各国に、7500番を超えるcase numberの当選通知を持つ人が居たわけで、東京の大使館で一週間に面接できる人数にも限りがあると思われます。 'Current'と発表された後、7500番を越えるcase numberを持つ人には、いったい何が起こったのか、大変興味のあるところです。

12/20/2007

[抽選グリーンカード] グリーンカード抽選プログラム

アメリカ合衆国という国は、移民を受け入れて発展してきました。アメリカのノーベル賞受賞者の三分の一が移民であるというデータもあるそうです。移民を受け入れ続ける事で、社会が活性化され、文化や技術やスポーツのレベルがアップし、また高齢化社会になる事を防いでもいるわけです。

グリーンカード抽選は、正式には「移民多様化ビザ抽選プログラム」(the Diversity Immigrant Visa Program)と呼ばれています。アメリカ合衆国への移民を多様化しようという意図で、過去5年間のアメリカ合衆国への移民数が5万人以下であった国からの移民をコンピューター抽選で受け入れるというプログラムです。

テロの影響や、不法移民の取締りの強化などにより、今年が最後になるかもしれないと、毎年言われながら、毎年実施されて来ました。

「移民多様化ビザ抽選プログラム」(DV PROGRAM)には、http://www.dvlottery.state.gov/から応募します。今回のDV-2009は、東部標準時の2007年10月3日(水)から2007年12月2日(日)までの間、受付が行われました。

12/12/2007

[DV2008] 2月のCut Off Number

2008年2月のDVプログラムの cut-off numberが発表されました。 6900番です。 当選通知の case numberが6,100番までの人は2008年1月までに、6,900番までの人が2月に大使館で手続をすることができます。

12/10/2007

[抽選グリーンカード] グリーンカード抽選当選後の手続はcase number順

グリーンカード抽選には、アメリカ政府のウェブサイトから応募します。

抽選の結果、10万件が無作為に選ばれて、続きの手続を案内する書類が郵便で送られて来ます。これを当選と呼んでいるサイトが多いようです。10万件ということは10万家族なので、実際に当選した人は10万人を超えると考えられます。夫婦ならば1件で2人、夫婦と子供2人ならば1件で4人。海外の諸国からの応募では、もっと子供の多い応募も多いのではないかと思います。ただし、夫婦が2人とも当選している場合もあるとすると、その場合には2件で1家族となります。1件の人数が平均3人だと仮定すると、30万人が当選した事になります。

ところが、実際にグリーンカードが発行されるのは5万枚です。当選した30万人のうち5万人しかグリーンカードの発給を受けられないわけです。だから、急いで続きの手続を、と急がせているサイトがあります。しかし、この解釈はおそらく誤りだと思います。

無作為に選ばれた10万人に送られてくる当選通知、すなわち「続きの手続のガイド」には、case numberという番号が振られています。手続はこのcase numberの順に行われ、5万枚の移民ビザが発給されたところで打ち切られるようです。

急いでも無駄で、むしろ自分のcase numberの順番が回ってきたときに、不備がないように確実に準備する事が必要だと考えられます。

12/07/2007

ウェブ進化論

梅田望夫著、ウェブ進化論

あるとき、「グリーンカード(米国永住権)の抽選に当たったので、渡米準備中」という28歳の男性と、メールでやりとりしていた。彼が、自分の英語力、自分の専門能力から鑑みて、渡米したあとに、特に就職面で、どんなことが自分に待ち受けているのかについて、私の意見を求めてきたからだ。

日本人が米国で働く場合には、米国の大学や大学院に留学したり、外資系企業で働いて米国転籍したり、日本企業で米国駐在したりしながら、都度、誰かにスポンサーしてもらってビザを得て、一歩一歩経験を積みながら、機が熟したところでグリーンカードを取得するというのが普通だ。その間、留学でも就職でも、必ず「誰かに選ばれる」というプロセスが介在してビザをスポンサーされる。だから、「選ばれる」自分の価値を確認しながら、一歩一歩着実に歩んでいける。

しかし「抽選でグリーンカード」というのは、そのプロセスを一気にすっ飛ばすわけである。米国で働きたい人にとって、グリーンカード取得は素晴らしい幸運である。でも日本の大学を卒業して日本でしか仕事経験のない28歳が、抽選でグリーンカードを取得して渡米すれば、ある意味、徒手空拳の就職活動が待っている。就職時に「グリーンカードを持っている」ことは、ビザをスポンサーしてもらう場合よりは条件がうんといいが、それ以上でも以下でもなく、とても厳しいことが待っているはずだ。

(中略)

私が渡米したのが34歳のとき。このメールを書いたのが44歳のとき。「44歳の私」が「34歳だった私」から相談を受けたら、どんな回答をしただろうかと悩んでしまったのである。ひょっとして「お前がやろうとしていることは、危なっかしくて見ていられない」と答えたのではあるまいかと。

(中略)

たしかに「44歳の私」は、10年前「34歳だった私」に比べて、圧倒的にモノが見えている。いろいろな経験を積んだ。たくさんの人を見てきた。でもモノが見えている分だけ、新しいこと、未経験なことについて、ネガティブに判断するようになってはいないだろうか。これを「老い」と言うのではないのか。

放置すれば人は、年を取るにつれてどんどん保守的になっていく。私も、意識的に「若さ」と「勢い」を取りもどさなければいけないなぁ。

オンラインでウェブ進化論をダウンロードする -> 「ウェブ進化論 ―本当の大変化はこれから始まる/ 梅田望夫」

12/06/2007

[DV2009] グリーンカード抽選の申し込みが締め切られました。

2009年のグリーンカード抽選の申し込みが、アメリカ時間の12月2日に、締め切られました。 今は、2008年の抽選当選者の手続が、case number順に進められています。