12/16/2009

銀行ローンとクレジットスコア

アメリカでアメリカ人が銀行ローンを組むためには、クレジットスコアで600点以上であることが必要です。クレジットスコアとは、その人の信用度を300点から850点に点数化したものです。

クレジットスコアに関する前回のブログ記事は こちら
クレジットスコアは、社会保険番号(SSN)によって管理されています。日本でも社会保険番号の導入が検討されていますね。
クレジットスコアの低い人を対象にしたサブプライムローンが、今回の100年に一度の世界恐慌の引き金を引きました。

12/15/2009

アメリカ人が住みたい州ランキング

第1位 カリフォルニア州
第2位 フロリダ州
第3位 ハワイ州
第4位 テキサス州
第5位 コロラド州
第6位 アリゾナ州
第7位 ノースカロライナ州
第8位 ワシントン州
第9位 テネシー州
第10位 オレゴン州
出典:ハリス調査

11/03/2009

[抽選グリーンカード] DV-2011の申し込みは2009/10/02から11/30の間です。

抽選(ロッタリー)で米国永住権(グリーンカード)が取得できる、DVプログラムが今年も行われています。
今年のプログラムはDV-2011と呼ばれていて、 米国国務省のサイト からの応募期間は2009/10/02から2009/11/30の間です。

申請にあたっては添付する写真の要件に注意が必要です。
  • JPEGフォーマット
  • 24ビットカラーのみ(白黒写真は不可)
  • 縦600ピクセル横600ピクセル(正方形)
  • 紙焼き写真をスキャンする場合は写真を150dpiにてスキャン
  • 写真のファイルサイズは240キロバイト(240KB)以下

DVプログラムは下記の国で生まれた人以外が対象です。この除外国は昨年から変更ありません。
  • ブラジル
  • カナダ
  • 中国(香港、マカオ、台湾で生まれた人は適格です)
  • コロンビア
  • ドミニカ共和国
  • エルサルバドル
  • ハイチ
  • インド
  • ジャマイカ
  • メキシコ
  • パキスタン
  • フィリピン
  • ペルー
  • ポーランド
  • ロシア
  • 韓国
  • 英国(北アイルランドを除いて)とその属領
  • ベトナム
  • エクアドル
  • グアテマラ

今年から、米国政府は当選者とのやりとりにEメールを使用すると発表したそうです。応募にあたって今後最低2年間は確実に使用できるEメールアドレスを登録する必要があります。

申請完了画面に、受付番号(管理番号)が発行されるようです。これまで、本当に正しく応募できたのか不安でしたが、これで安心です。

詳細の解説は こちら がお勧めです。

10/17/2009

(ハワイ留学ガイドブック) ハワイ移住に必要なビザ

「ハワイに移住したいと希望している日本人は70万人以上いると言われています。 ところが実際にその希望を叶えられる人は本当に稀です。ハワイ移住するにはビザが必要なためハードルは高く、困難を極めます。
(中略)
グリーンカード(永住権)を取得する以外の方法では、必ず「非移民ビザ」を取得しなけらば一定以上の長期滞在あるいは就業・就学は許可されません。
(中略)
非移民ビザにはアルファベットA~Rまで分類されたタイプ別の属性があり、渡航目的や資格、能力や学力、財力などに応じて発給されます。

主な非移民ビザ一例:
Eビザ 投資家・貿易・管理職ビザ
Lビザ 企業内転勤ビザ
Hビザ 特殊技能・専門職ビザ
Oビザ 能力者ビザ
Pビザ スポーツ選手・芸能人ビザ
Iビザ 特派員ビザ
Fビザ 語学学校・大学生ビザ
Mビザ 専門学校生ビザ

近年、アメリカ合衆国は頻繁に移民法を改定しており、入国や滞在について以前より明らかに厳しくなっています。
(後略) 」
(出典: ハワイ留学サービス の「ハワイ留学ガイドブック」より)

9/23/2009

三菱東京UFJダイレクトで海外送金

これまでに、三菱東京UFJ銀行からアメリカの銀行口座に送金を行いましたが、 支店の窓口からの送金( ブログ記事はこちら )、テレビ窓口からの送金( ブログ記事はこちら )を行いました。

窓口の振込は、金額に制限がありませんが、窓口の営業時間の制限がありますし、手数料が5,000円(至急扱い)かかります。

テレビ窓口からの送金には1回の送金額の上限が500万円相当額と制限がありますが、営業時間が窓口の営業時間より少し長くなっています。三菱東京UFJ銀行の口座が生体認証口座になっている場合には、テレビ窓口での手続きの後、支店窓口で精算が必要です。三菱東京UFJ銀行の口座が生体認証口座になっている場合の送金手数料は4,000円(至急扱い)です。

三菱東京UFJダイレクトからも海外送金が出来ます。ただし、事前に銀行の支店の窓口で書面による届出が必要です。 「三菱東京UFJダイレクト外国送金先口座登録・削除依頼書」を窓口に提出し、本人確認書類を提示します。送金目的の記入も必要です。 書類を提出してから6労働日後を受付日として、「三菱東京UFJダイレクト ご登録内容のお知らせ」という書面が発送されて、サービスが使えるようになりました。
ネットによる送金サービスはありません。電話でオペレーターと会話して送金の申し込みを行います。
送金が完了すると、送金完了の通知のEメールで受付番号が届きます。 三菱東京UFJダイレクトからの海外送金の送金手数料は3,500円です。実際には送金額からは円為替取扱手数料2,500円または外貨取扱手数料2,500円が差し引かれているようです。 送金の限度額は1日あたり200万円相当額以下かつ月間500万円相当額以下です。

支店窓口送金の至急扱い、テレビ窓口の至急扱い、三菱東京UFJダイレクトの至急扱い、どれも銀行側からは通常3から4営業日かかりますと言われますが、これまでの実績では当日中に入金が確認出来ました。

9/10/2009

[抽選グリーンカード] DV-2011の受付開始が発表されました

DVプログラムとは、抽選でグリーンカードが取得できる制度です。
初回1991年のDV-1992以来、毎年行われてきました。
今年も、2010年度のDV-2011の受付が発表されました。
こちらの米国国務省のサイト から応募します。
"Online entry registration for DV-2011 will begin October 2, 2009 and will be open through November 30, 2009. "と書かれています。
DV-2011の応募受付期間は、2009/10/02から2009/11/30です。

過去の日本人の当選者数
1991年度DV-19926,413件
1992年度DV-1993970件
1993年度DV-19941,084件
1994年度DV-1995279件
1995年度DV-1996358件
1996年度DV-1997428件
1997年度DV-1998440件
1998年度DV-1999448件
1999年度DV-2000367件
2000年度DV-2001408件
2001年度DV-2002637件
2002年度DV-2003890件
2003年度DV-20041,291件
2004年度DV-2005373件
2005年度DV-2006336件
2006年度DV-2007333件
2007年度DV-2008382件
2008年度DV-2009320件
2009年度DV-2010302件
出典: ALBS Japanのサイト

9/05/2009

米では常識の“経済偏差値”クレジットスコア

「カードの利用履歴を点数化したものをクレジットスコアと呼びます。どんなカードでどれだけ買い物をしたり、借り入れをしているか、返済の遅滞はないか…などを信用情報機関が独自の基準で数値化したものです。日本ではまだ一般的ではありませんが、アメリカではこのスコアがカードを作ったりお金を借りるときの信用力だけでなく、就職や転居のときの人物鑑定のモノサシにもなるし、結婚相手の人物評価に使われたりもします。点数が高ければ低利の融資を受けられ、就職や転職でも有利になります」

出典: 米では常識の“経済偏差値”クレジットスコアってなんだ?

押さえるべき5つのポイント
  • クレジットの利用額を減らす。限度額の20%~50%に抑えるが、毎月必ず使い続ける
  • クレジットカードを持ちすぎない。二枚か三枚で十分である
  • 6カ月間は新しいクレジットカードを作らない
  • ローンを組む前に自分の信用格付が正しいかどうかを確認しておく
  • 住宅ローンを組む気があるなら消費者金融は利用しない
出典: クレジットスコアを知っていますか?

クレジットカードをきれいに使っているか否かで、個人の信用力にかなりの開きが出る時代になってきた。今やカードは持っているだけでは意味はない。それなりの金額を使い、しかもきちんと返済して、自分の履歴を磨き上げてこそ、カードは持つ意味があるのだ。

日本では現金主義が尊ばれてきた。「カードを持ってはいるが、使うのは現金が足りない緊急時だけ」「海外やガソリンスタンドでしか使わない」という主義のシニアは珍しくないようだ。現金の補完的役割と位置付けているわけだ。
しかし、カード社会の米国で広まったクレジットスコアは、「カードを全然使わない」という暮らしぶりを高く評価するわけではない。この仕組みでは現金主義は必ずしも堅実さの証とはならないのだ。

日本では勤め先の格や年収の水準が個人の信用力を推し量る目安に使われてきた。しかし、クレジットスコアが浸透していくのはそう遠くない先の事だろう。

海外、とりわけ米国で生活する計画のある人は、国際的なネットワークを持つカードを作っておきたい。そして、時間を掛けてそのグレードを引き上げておこう。カードがなければ、暮らしていけないのが米国の現実。きれいな使い方を続けて、国際的カードのクレジットスコアを引き上げておくのは、リタイア後の旅行三昧やロングステイにも役立つはずだ。

出典: クレジットカードでバレる「本当の階級」

「米国では、クレジットスコアが低い点数の人は、信用力が低いとみなされ、預金金利は低く設定され、リボ払いや住宅ローンの金利は高くなります。 一方、高い点数の人は、信用力が十分にあるとみられ、預金金利は高く、ローン金利は低く設定されます。さらにスコアは、一般企業にも販売されているため、就職の時はその点数で左右され、転居の際も点数が低いと支払いに支障が起きる危険性があるとして警戒されます。カードの支払いで延滞があったり、限度額の 50%以上を使いこんでいたりする人は、スコアが大きく下がるので注意しましょう」

出典: あなたの「クレジットスコア」はどれくらい?



FHB(ファースト・ハワイアン・バンク)に銀行口座開設

ファーストハワイアンバンク(FHB)の 日本語サイトでは、次のように書かれています。
  • FHBの親会社であるBNPパリバは世界の銀行および金融サービス界のリーダーであり、アジアで指導的な地位にあるとともに、米国でも顕著な成長を見せています。また、同グループは世界85カ国で営業し、169,800人の従業員を擁する世界でも有数の国際的金融ネットワークのひとつでもあります。 Forbes誌はBNPパリバを世界で最も優れた五つの銀行の一つに挙げています。また、同行のStandard & Poor’s(格付機関)による格付けはAAであり、この格付けにより信用度をにおいて同行は世界の銀行中6番目にランクされます。さらにGlobal Finance誌は同行を世界で最も安全な銀行第8位に指名しています。
  • FHBは総資産、預金量、貸付量、資本及び、収益力全ての項目においてハワイ最大であるとともに、ハワイで最も古い歴史を誇る銀行です。ファースト・ハワイアン・バンクは1858年の創業以来、経済の好不況にかかわらず、首尾一貫して忠実にお客様に奉仕してまいりました。これが150年に及ぶ安心の歴史です。

FHBの支店では、日本語で銀行口座が開設できます。
日本でも2008/03/01から、銀行口座開設にあたって 本人確認が法律で義務付けられました が、アメリカでは以前から社会保険番号(SSN)を提示しないと、銀行口座は開設できないルールになっています。FHBでは、日本のパスポートを提示すれば、SSNを持たない日本人でも口座開設ができるようです。
$100.00のトラベラーズチェックを入金して、"TOTALLY FREE CHECKING"という口座を開設しました。
この口座には月額口座管理手数料は必要ありません(No monthly service charge)。また口座の最低残高も必要ありません(No minimum balance requirement)。小切手(check)の使用手数料は無料です(No per check charge)。
(注:アメリカの銀行口座は口座の最低残高を下回ると、口座管理手数料が必要になったり、小切手(check)に手数料が発生したりする口座が一般的です。)
初期開設者用の小切手(check)が4枚ついています。追加の小切手(check)は有償で追加発注します。
(注:日本では小切手(check)はあまり使われませんが、アメリカでは日常の金銭の授受や公共料金の支払い、税金の支払いなどは小切手(check)で行うのが普通です。)
2年間使用しないと口座が休眠口座になってしまいます。口座が休眠口座になってしまうと、毎月$5.00の口座手数料(Inactive Account Fee)が差し引かれるので、注意が必要です。
アメリカの銀行では普通なのですが、通帳は無く、毎月明細書(statement)が届きます。オンラインバンキングではいつでも残高照会などが可能です。
アメリカの銀行では、日本と違い、夫婦は共有名義で1つの口座を持ちます。納税も夫婦で1通の確定申告を行います。
約1週間後に、テレフォンバンキング(PHONE BANING)の暗証番号(PIN)が差出人が記載されていない封筒で普通郵便(航空便)で届きました。それからカードの暗証番号(PIN)が同様に差出人が記載されていない封筒で普通郵便(航空便)で届きました。約3週間後にカードが、返送先の私書箱番号だけが記載されていて差出人は記載されない封筒で、普通郵便(航空便)で届きました。このカードは、キャッシュカードと、デビットカードと、クレジットカードを兼用したゴールドカードです。カードの年会費は無料です。
キャッシュカードとして使用する場合、FHBのATMを使用する場合には手数料は無料ですが、アメリカ国内の提携ATMを使用する時には$1.00、海外の提携ATMを使用するときには$2.50の手数料がかかります。このカードをデビットカードとして使用する時には、レジで暗証番号(PIN)を入力します。即座に銀行の残高から差し引かれます。
クレジットカードとして使用するときには、日本のIC機能のないクレジットカードと同様にサインをします。伝票にサインをする場合とレジの機械のDSのような画面にサインする場合があります。日本では「お支払い方法は?」などと尋ねられますが、アメリカのクレジットカードには支払い時に分割払いを選択する制度はありません。このカードは厳密に言うとデビットカードのクレジット機能と呼ばれているもので、月末にまとめて精算するタイプとは違い、クレジットカード会社は逐次銀行口座から引き落としを行います。銀行口座の残高を月末に確認すれば済む通常のクレジットカードとは違います。クレジットカード会社が銀行に請求した時に残高が不足していると、相当面倒な事になります。$26.00の手数料が必要なだけではなく、アメリカでは信用情報があらゆる場面で照会されます。アパートを借りる、車のローンを組む、就職試験を受ける、などが相当難しくなります。
インターネットバンキングは、ハワイ在住の人はサイトから申し込めますが、日本在住の人は書面で申し込みます。約2週間後に、ユーザーIDとパスワードが別々の普通郵便で届きます。夫婦の口座の場合、それぞれのユーザーIDとパスワード、合計4通の封書が届きます。
日本のペイオフの1千万円までの預金保護は受けられませんが、アメリカのFDICの預金保護制度が同様の仕組みを持っています。FDIC預金保護制度対象銀行1行につき預金者1人あたり10万ドルまでが保護されます。


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9/04/2009

(三菱東京UFJ銀行) テレビ窓口から海外送金

三菱東京UFJ銀行のテレビ窓口 から、海外の銀行に送金をしました。
テレビ窓口は、三菱東京UFJ銀行の旧UFJ銀行の支店を中心に開設されていて、旧東京三菱銀行の支店にも順次展開されているそうです。
ATMキャッシュカードから直接送金すると送金手数料が通常5,000円のところ3,500円になりますが、旧東京三菱銀行の生体認証口座ではATMキャッシュカードから直接送金することが出来ません。その場合には、テレビ窓口で手続きを済ませてから、銀行の窓口にテレビ窓口で発行された書類とATMキャッシュカードを持参して清算します。手数料は4,000円になります。
テレビ窓口で手続きができるのは、日本円で500万円相当額以下の場合です。

先月送金した時 には、旧東京三菱銀行の生体認証口座ではテレビ窓口での海外送金は出来ないので、1ブロック離れた旧東京三菱銀行の支店に行くように案内されました。この場合の手数料は5,000円で、送金金額の500万円相当額の制限はありません。
今回は、テレビ窓口で手続きを行って銀行窓口で清算を行う方法を案内されました。窓口には通帳と印鑑を出すようにと案内されましたが、窓口に行ってみると実際に必要なのはATMキャッシュカードと生体認証用に腕の静脈を機械にかざすことでした。

複数の支店からテレビ窓口に接続することで、銀行のコストも削減でき、しかもより高度な業務を割安な手数料で提供することが出来ます。インターネットのTV電話の技術の応用だと思いますが、とても便利なサービスだと思います。

8/31/2009

三菱東京UFJ銀行からアメリカの銀行への送金

三菱東京UFJ銀行の日本円の普通預金口座から、アメリカの銀行口座に送金してみましょう。
まず、送金申込書を記入して、番号札を取って待ちます。 送金先の銀行の銀行名、支店名、送金先の口座名義、送金先の口座名義の住所、送金先の口座番号と、送金先の銀行の支店の住所、銀行番号(ABA番号)が必要です。
金額によると思いますが、送金の目的を示すための書類が必要になることがあります。
日本円の口座から、 三菱東京UFJ銀行のTTSレート でUS$に換算されます。 三菱東京UFJ銀行のTTSレートは、三菱東京UFJ銀行の仲値に$1あたり1円の手数料を加えた金額です。三菱東京UFJ銀行の仲値は Yahoo!ファイナンスで20分遅れで表示されているレート よりも数セントお得なレートだと感じましたが、時によって事情が違うかもしれません。
送金金額が$100,000.00を超えるときには、TTSレートは使われず、ドル買い注文を市場に出すことになります。TTSレートよりも数セント不利なレートで約定する気がしますが、時によって事情が違うかもしれません。

三菱東京UFJ銀行から、アメリカの銀行への送金には、5,000円の送金手数料がかかります。
「テレビ窓口」を利用してキャッシュカードからの出金で送金すれば、手数料が 3500円に割引になります。ただし、テレビ窓口は三菱東京UFJ銀行の口座が生体認証を利用している場合には使用できません。また、旧東京三菱銀行の支店にはテレビ窓口のブースが未設置の支店があります。

日本の銀行は、振込手数料は振り込む時にのみ必要で、振込を受け取る側には手数料は不要ですが、アメリカの銀行は送金を受け取る時にも手数料が必要なのが普通です。プレミアムな口座を持っていたり、残高が一定額以上だと手数料が不要になる銀行もあります。 手数料は受け取る側の銀行やその口座によって金額が異なりますが、通常1回の送金受け取り当たり $10から $12くらいです。相手に入金される金額を確定するためにこの手数料を日本からの送金側が負担することも可能ですが、その場合には手数料は 3,000円必要です。

8/20/2009

CPB(セントラル・パシフィック・バンク)に銀行口座開設

アメリカでは社会保険番号(SSN)を持たない人の銀行口座開設は制限されていますが、ハワイ州では社会保険番号(SSN)なしに、日本のパスポートの提示で銀行口座を開設する事が出来ます。

CPB(セントラル・パシフィック・バンク) は、元は住友銀行の系列であったそうです。ワイキキ支店には日本語の説明書がロビーに常備されていて、日本語の口座開設用紙も用意されています。
利子の付く普通預金口座(saving account)と、小切手(check)やクレジットカードやデビットカード支払のための当座預金(checking account)を開設し、必要に応じて普通預金と当座預金間の資金をオンラインバンキングで移動させます。

当座預金口座(checking account)のお勧めはフリープラス(Free Plus Checking)です。口座開設に必要な金額は$50.00。トラベラーズチェックでの持参が良いでしょう。最低金額で口座を開設し、必要な資金は後ほど日本の銀行から送金します。
フリープラス(Free Plus Checking)には口座維持残高はありません。口座維持手数料もかかりません。毎日複利計算で利息が付きます。銀行の利用状況によって利率が優遇されるサービスがあります。
無料で50枚のチェックブックが付きます。口座開設時に4枚の仮のチェックをもらえ、チェックブックが完成するのは後日になります。
(FHBの場合、同様の当座預金にチェックブックは無料ではありませんでした。)
アメリカの銀行はどこも、預金通帳は無く、毎月明細書(statement)が自宅に郵送されます。 オンラインバンキング は無料で使用出来ます。 窓口でオンラインバンキングの手続きも行ってくれるので、その日からオンラインバンキングが使えます。
(FHBの場合、オンラインバンキングは後日PINが自宅に郵送されてから使用開始となりました。)
ハワイ州およびアメリカ本土でのATMの使用手数料は1回$3.00まで無料です。アメリカは小切手(check)、クレジットカード、デビットカード社会で、日本のように現金を多く使いませんのでこれで十分な金額です。

普通預金(Personal Saving Account)の口座開設金額は$100.00で、口座維持残高は$200.00、口座維持手数料は無料です。$200.00で口座を開設し、後ほど日本の銀行から当座預金(Free Plus Checking)に送金して、オンラインバンキングで必要に応じて当座預金(Free Plus Checking)から普通預金(Personal Saving Account)へと資金を移動させるのが良いでしょう。

アメリカではお金を送るときには小切手(check)を郵送します。日本のように振込はあまり行われません。振込では、振り込んだ側が手数料を払うのは日本と同じですが、受け取った側にも手数料が発生します。日本から送金すると、日本の銀行に¥3500-¥5000の送金手数料を払うのに加えて、受け取るCPBに$15.00の手数料が必要です。普通預金と当座預金の合計金額が$10,000.00を下回ると毎月$20.00の口座管理手数料が発生するエクセプショナル・チェッキング口座に変更すると、送金受取の手数料が無料になります。CPBの場合、送金前にCPBワイキキ支店の担当者に電話をしてから送金すると、その送金からエクセプショナル・チェッキング口座として送金手数料無料で取り扱ってくれます。
(FHBの場合には、口座残高が口座維持残高を上回ってからプライオリティ口座への変更が可能になるため、初回の送金受け取り手数料は無料になりません。)

後日、クレジットカード兼デビッドカード兼キャッシュカード(VISA CHECK CARD)と、暗証番号(PIN)が別々の普通郵便で自宅に送付されます。夫婦口座だと、カードが2通、暗証番号(PIN)が2通の4通の普通郵便が届きます。
(CPBのカードはハワイのビーチの絵柄です。FHBのゴールドカードのデザインとは、どちらが良いか好みが分かれる事でしょう。)
注:アメリカでは銀行口座は夫婦共有名義を使用します。住宅の名義も夫婦共有です。アメリカの住宅の夫婦名義は持分の指定は無く、文字通り夫婦で共有です。

当座預金口座(checking account)は1年間、普通預金口座(saving account)は2年間、入金または引き出しが無いと、確認書が郵送されて来ます。その書類にサインをして返送しないと、休眠口座となり、口座維持手数料が毎月引き落とされるようになるので、注意が必要です。
口座開設から6ヶ月以内に解約すると、手数料$40.00が差し引かれます。

参考記事: FHB(ファースト・ハワイアン・バンク)に銀行口座開設



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8/01/2009

(これで完璧!!夢のハワイ別荘取得マニュアル) アスベスト天井、鉛ペンキ、ソーシャルセキュリティ番号



2003/08/15 初版第一刷発行
p224「1978年以前に建築された建物の天井には、アスベストを使用しているものがあります。」
p227「1978年以降のペンキには鉛は入っていません。」
p247「ハワイ州の法律で1986年9月以降、コンドミニアムがアパート区域に建てられている場合、ホテルとして短期(1ヶ月以内の日数)で貸してもよいというライセンス(ノン・コンファーミング・ユース・サーティフィケート)がないと貸してはいけないことになりました。・・このライセンスの利点は短期滞在の人に貸せることですが、欠点は同じ建物なのにホテル並みの固定資産税を払わなくててはならないことです。」
p259「ソーシャル・セキュリティー・ナンバー(社会保障番号) 以前は社会保障のオフィスに行って申請すれば、社会保障番号を簡単に貰うことができました。しかし1995年の9月から急に外国人はこの番号をもらえなくなりました。」


7/31/2009

(これで完璧!!夢のハワイ別荘取得マニュアル) 運転免許証について



2003/08/15 初版第一刷発行
p348
「運転免許証について
ハワイではゴルフのプレイ代やホテルの宿泊料金や他島への飛行機の切符を買う時に、ハワイの運転免許証を持っていると地元、ローカルの料金(ハワイ語でカマアイナ料金と言います)にしてくれる所が多いです。・・同時多発テロ事件以来、アメリカ本土を旅行する時に身分証明書が必要です。先日アメリカ本土へ旅行してきたお客様がエアポートやホテルではパスポートの代わりにハワイの運転免許を提示するだけで済んで、とても便利だったといっていました。
運転免許を取得するにはアメリカの社会保険番号が必要です。以前は日本人も簡単に社会保障番号を取得できましたが、現在は番号を取得するのが難しくなりました。そのため一時は日本人で社会保障番号を持っていない人は運転免許を取得することができませんでした。2003年4月現在では先に試験を受けて合格したら、その合格の用紙を持ってアラモアナブルバードの連邦政府のビルディングに行けば、社会保障番号を申請することができます。申請用紙に記入するハワイの住所が必要です。2週間から4週間程度で社会保障番号がその住所に送られてきます。社会保障番号を取得したら、運転の実地試験を受けることができます。実地に合格したら、その場で免許を貰うことができます。
社会保障番号は連邦政府の規定により、番号を貰える時と貰えない時があり、よく規定が変更されます。前日まで貰えたのに、翌日から前触れもなく貰えなくなくなることもありました。それにハワイ州の規定もしばしば変更になります。」


7/30/2009

(これで完璧!!夢のハワイ別荘取得マニュアル) 運だめし、永住権抽選の申し込み方法



2003/08/15 初版第一刷発行
p369
「運だめし、永住権抽選の申し込み方法
毎年抽選でビザが貰えるプログラムがあります。申し込みは自分でもできますし、専門の会社に任すことができます。宝くじを買うつもりで毎年申し込みをしている人が多いです。私の周りには、この抽選でビザを取得した人がたくさんいます。・・実際にハワイに引越しをして来た人が毎年数人います。2001年の10月の抽選には約650万人の人が応募して5万5000人が当たりました。実際は応募者のうち30%は書類の不備で無効だったとのことなので、当選確率は83人に1人の割合でした。日本人は890人当選しました。・・」


7/29/2009

[アメリカ諸手続き] カリフォルニアの銀行口座を日本から開設する

アメリカのお店で買い物をするのは、クレジットカードとデビットカードがあれば問題ありません。あとは、ファーストフードやチップやタクシー代のために手持ちに小額の現金があれば良いのです。 ネットでの支払いはクレジットカードを使用します。
しかし、アメリカで生活をすると、小切手(personal check)で支払う機会が多いものです。 電気代、ケーブルテレビ代、家賃から、個人間の支払いまで、小切手(personal check)で支払うのが普通です。
小切手(personal check)は、とても便利でしかも安全な支払い方法です。日本の銀行がこのサービスを提供していないのは、日本の銀行業界がかつていかに官庁の保護の下で一般顧客へのサービスを怠ってきたかを物語っていると私は思います。

日本からアメリカに支払いをするときでも、クレジットカードで支払いができない時には、小切手(personal check)で支払うことになります。
小切手(personal check)で支払いをするためには、アメリカ国内に銀行口座が必要です。

三菱東京UFJ銀行では、カリフォルニア州(CA)サンフランシスコ(San Francisco)の、ユニオンバンク(Union Bank)の口座開設の取次ぎサービスを行っています。

下記のような条件がサイトで記述されています。
「三菱東京UFJ銀行の本支店に口座をお持ちの日本の居住者(個人のお客さまに限ります)」

こちらのサイト から、[海外口座ご紹介サービス(カリフォルニアアカウント)]を選択して、申し込むと申込書が自宅に郵送され、書類に記入して必要添付書類を同封して返送すると、ユニオンバンクに口座が開設できます。
三菱東京UFJ銀行に口座が無い人は、 このサイト から新規口座開設を申し込むことができます。

ただし以下の人は、三菱東京UFJ銀行からの取次ぎではユニオンバンクが口座開設を受けてくれません。
  • 米国市民
  • 米国居住者
次のケースの人は上記の米国居住者に含まれるようです。
  • 永住権を持っている(グリーンカード保持者)
  • 日本に駐在している米国居住者
  • 米国源泉の所得があり、米国に納税している人
  • 今年のアメリカの滞在日数が30日を超えていて、かつ、今年のアメリカ滞在日数と、昨年のアメリカ滞在日数の1/3と、一昨年のアメリカ滞在日数の1/6の合計が183日以上の人

6/29/2009

[ハワイ] タカコさんのCentury21

ネットで評判のハワイの不動産屋さん、タカコさんのサイトはこちら
「Century21 HAWAII <タカコ&パトリック マクミラン>」

タカコさんのブログはこちら
「モーハワイ☆コム スタッフの笑顔が最高!センチュリー21」

Century21 Hawaiian Styleのオフィシャルサイトはこちら(英語)

コンドのレンタルや管理をするHawaiian Dream Vacationsのサイトはこちら(英語版も日本語版もあり)


DV2002でグリーンカード抽選に当選されたMerry Hawaiiさんも、タカコさんのCentury21でハワイのコンドを購入されたようです。
Merry Hawaiiさんのサイトはこちら

Bonitoさんも、タカコさんのCentury21でコンドを購入されたようです。
Bonitoさんのハワイコンド購入記はこちら

「ハワイに コンドを買っちゃった!」のサイトでも、タカコさんのCentury21でコンドを購入されたときの様子を詳しく紹介されています。

6/03/2009

[法人登録] 独自ドメインでブログを構築する

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5/27/2009

レターサイズのプリント用紙

日本ではプリンターでA4の用紙を使用しますが、アメリカではレターサイズを使用します。
アメリカの税金や、VISAの申請書類など、紙で提出する場合にはレターサイズの用紙に印刷しなければなりません。
レターサイズは、横8.5インチ、縦11インチです。日本のA4サイズより、横が6mm幅広く、縦が18mm短いサイズになっています。

日本語版のWordにはレターサイズの用紙設定機能があります。

日本語版のExcelにも、レターサイズの用紙設定機能があります。

家庭用のプリンターにも、レターサイズの用紙設定があります。

用紙は通販などで購入しますが、とても割高です。

5/26/2009

[グリーンカード当選者] 当選者の方のブログ一覧

DV2008
サイト ATさんのDV2008当選後の手続き体験談
当選者 ATさん
当選者の概要 25歳
DVプログラム DV2008?
サイトにはDV2008と明記されているが2007年12月にグリーンカードを受け取っておられるので矛盾している
入国地 Washington
移住先 記述なし
当選時の状況 日本生まれオーストリア国籍、アメリカの大学院卒業、アメリカ在住
サイトの状態 当選から移住まで

DV2007
サイト DV2007 当選後の手続き-わたしたちの話-
当選者 marimoqpさん
当選者の概要 夫婦(当選後手続き前に結婚)
DVプログラム DV2007
入国地 New York
移住先 今は東海岸で家族3人のんびり暮らしています。
当選時の状況 日本在住、労働ビザでアメリカ転居の準備中
サイトの状態 当選から移住まで

サイト アイさんのDV2007当選後の手続き体験談
当選者 アイさん
当選者の概要 大学院卒業2年目
DVプログラム DV2007
入国地 記述なし
移住先 記述なし
当選時の状況 アメリカの大学院卒業、1年間アメリカで働いたところ
サイトの状態 当選から移住まで

サイト おれごんさんのDV2007当選後の手続き体験談
当選者 おれごんさん
当選者の概要 夫婦
DVプログラム DV2007
入国地 New York
移住先 記述なし
当選時の状況 記述なし
サイトの状態 面接の体験談

サイト みかんさんのDV2007当選後の手続き体験談
当選者 みかんさん
当選者の概要 卒業後の留学生
DVプログラム DV2007
入国地 記述なし
移住先 記述なし
当選時の状況 アメリカ在住。大学卒業後、OPTを利用して就職、退職。
サイトの状態 当選から移住まで

サイト KenさんのDV2007当選後の手続き体験談
当選者 Kenさん
当選者の概要 (若い単身者だと思われる) 
DVプログラム DV2007
入国地 Guam
移住先 未発表
当選時の状況 ニュージーランド居住経験あり、日本在住。
サイトの状態 日本でグリーンカード到着待ち

サイト KurumiさんのDV2007当選後の手続き体験談
当選者 Kurumiさん
当選者の概要 アメリカ留学中
DVプログラム DV2007
入国地 N/A(アメリカ在住中にアメリカで申請=AOS)
移住先 記述なし
当選時の状況 アメリカに留学中
サイトの状態 当選からグリーンカード入手まで

サイト きっこさんのDV2007当選後の手続き体験談
当選者 きっこさん
当選者の概要 アメリカ留学中
DVプログラム DV2007
入国地 San Francisco
移住先 San Francisco
当選時の状況 カリフォルニアに留学中
サイトの状態 当選から移住まで

DV2006
サイト かもとりごんべえさんのDV2006当選後の手続き体験談
当選者 かもとりごんべえさん
当選者の概要 夫婦と5歳の1番目の子供(2番目の子供はアメリカ生まれ)
DVプログラム DV2006
入国地 記述なし
移住先 記述なし
当選時の状況 駐在人ビザでアメリカ勤務中
サイトの状態 当選から移住まで

DV2005
サイト ゼロからの海外移住
当選者
当選者の概要 40歳代の夫婦と13歳の息子さんと11歳の娘さん
DVプログラム DV2005
入国地 Portland
移住先 Oregon
当選時の状況 日本在住で1発当選
サイトの状態 当選から移住まで

サイト カリフォルニアに住むことにした!
当選者 真知子さん(kayさん)
当選者の概要 ご夫婦
DVプログラム DV2005
入国地 記述なし
移住先 サンタクルーズ
当選時の状況 日本在住
サイトの状態 当選から移民後の生活まで

サイト メイさんのDV2005当選後の手続き体験談
当選者 メイさん
当選者の概要
DVプログラム DV2005
入国地 Guam
移住先 未発表
当選時の状況 オーストラリア居住経験あり、日本在住
サイトの状態 当選からグリーンカード入手まで

DV2004
サイト DreamComeTrue
当選者 Nさん
当選者の概要 単身
DVプログラム DV2004
入国地 記述なし
移住先 記述なし
当選時の状況 日本在住
サイトの状態 面接待ち

サイト アークさんのDV2004当選後の手続き体験談
当選者 アークさん
当選者の概要 (若い単身者だと思われる)
DVプログラム DV2004
入国地 Los Angeles
移住先 Los Angeles
当選時の状況 日本在住、日本で派遣で働いていた
サイトの状態 当選から移住まで

DV2003
サイト 体験談!DVアメリカ抽選永住権 グリーンカードロッタリー 当選後の手続き
当選者 Rocさん
当選者の概要 夫婦
DVプログラム DV2003
入国地 Detroit
移住先 記述なし
当選時の状況 アメリカ留学中の大学院生
サイトの状態 当選から移住まで

DV2002
サイト 日々アロハの心で穏やかに暮らす・・・マナの力を信じて
当選者 Merry Hawaiiさん
当選者の概要 夫婦
DVプログラム DV2002
入国地 Hawaii
移住先 Hawaii
当選時の状況 ハワイにコンドを購入した日本在住のサラリーマン
サイトの状態 当選から移住まで

5/20/2009

[ハワイ] 「ナウルタワー」と「カハラビーチアパートメント」

「のぞりん☆彡」さんこと「小田木 望」さん が、ブログの中で「ナウルタワー」と「カハラビーチアパートメント」を紹介されています。
2007.01.06の記事です。

カハラビーチアパートメント
なんと建ったのが私と同じ年ですよ奥さん。40年近く前…。かなりビックリ!!! どんな古さやねん…と思っていたのですが、来てみてビックリ!
まるで新築のような綺麗さ…。
キッチンも最新の設備で、ディスポーザーも付いてるし、広いし、雰囲気あるし…。プライベートビーチには誰も人がいないし…。年越しの花火も貸しきり状態。
ワイキキやアラモアナにも車ですぐだし。隣はホテルで便利だし、カハラモールにも近いし。周りはカハラの豪邸が沢山建っていて見ていて飽きないし…。
環境が良くて、凄く気に入ってしまいました。
カハラの方が雰囲気があって、のんびりしていて好きです。 かなり古いですけどねぇ・・・(笑)

ナウルタワー
今までは、アラモアナショッピングセンターに隣接しているナウルタワーという素敵なところを借りていましたが、持ち主の方がお部屋を売ってしまったので、今回はカハラホテルの隣で、8日からはソニーオープンが開催されるワイアラエ・カントリークラブの目の前、カハラビーチアパートメントをお借りしています。
でもナウルも、もうだいぶ古いですし、音漏れや水漏れなどが気になるので、個人的にはカハラは凄く良かったです☆

コメントの中でハワイの アパートのレンタルの検索サイト が紹介されています。

5/10/2009

[抽選グリーンカード] DV2010から抽選の当落がサイトで発表

DVプログラムはアメリカ政府が実施するグリーンカードの抽選です。
Third Stage Canada のサイトでは日本人の当選確率を「100人に7人から3人」と解説しています。

DV2010から、オンラインでアメリカ政府のサイトから抽選の当落が確認できるようになるそうです。

DV2009以前は、当選者本人に郵送で通知が発送される他には、落選者には連絡手段がなく、抽選で落選したのか書類不備などで無効になったのか知る方法がありませんでした。 抽選の応募の代行業者には、「過去に実施のグリーンカード抽選、DV2004では290万人が無効となっています。」と 表示しているサイト もあります。書類不備で無効になることを回避する安心感を買う方法のひとつとして、応募代行業者のサポートが商売として成り立っていました。
応募の代行を業者に依頼する場合には、当選通知の送付先を応募者ではなく業者の住所を指定する業者は要注意であるとされています。また、当選後の手続きをその業者に依頼することが条件になっている場合もあるので注意が必要です。

テクノクロス 」のサービスでは、アメリカ政府のオフィシャルサイトに必要な情報を正しく入力するソフトが提供され、自分で確認しながら応募作業を行うことができて確実です。当選後の手続きは推薦業者を紹介してもらえますが、制約はありません。代行の手数料は初回1人¥4,000、夫婦¥7,000で次年度からは割引料金になります。

DV2005からオンラインでの応募になりましたが、DV2004までは書類を郵送しての応募でした。
専用の書式に書き込むのではなく、レターサイズの白紙にタイプまたはPCでプリントして提出するというものでした。 代行業者の解説によると、郵送の方法によっては無効になる、郵送した書類がアメリカ政府のOCR機械で読み取れないフォントや改行方法や用紙の場合には無効になる、写真が規定どおりではないと無効になる、書類の記載内容によっては無効になる、などとされていました。 この頃の応募代行業者での応募では、当選通知の送付先は応募者ではなく業者の住所を指定していましたから、抽選で落選したのか書類不備などで無効になったのか、それとも業者が実はお金だけ取って応募していなかったのか、分かる方法はなかったのです。

「アルビスジャパン」のDV-2001応募代行の資料より抜粋
年度日本人の当選者数
1991年度6,413件
1992年度970件
1993年度1,084件
1994年度279件
1995年度358件
1996年度428件
1997年度440件
1998年度448件
1999年度367件

初回の1991年度では1人1通の応募という制限規定がなく、複数応募したために日本人の当選者が多かったと「アルビスジャパン」の資料では分析しています。
「アルビスジャパン」のDV-2001応募代行の資料には250万人(25%)が失格したと記載されています。「アルビスジャパン」のDV2001の代行料金は1人¥19,950、夫婦の場合¥31,920でした。
「テクノクロス」の当時のサイトでは、応募総数約580万通、無効応募数約240万通、有効応募数約340万通、当選通知の発送数約9万通、日本の当選者数448人と記載されていました。
「インターナショナル・ビザ・センター」のDV2000の応募代行の資料では「DV1999では応募総数340万通のうち240万通(70%強)が申請書類の不備で無効でした」と書かれた上で、「申請代行は、移民相談センター(米国)推薦の当センターにお任せ下さい」と結んでいます。「インターナショナル・ビザ・センター」のDV2000の代行料金は¥22,000でした。
この頃のアメリカの代行業者の相場は1人$50~$75と日本の業者よりもずいぶん割安でした。しかし、本当に申請書を提出してくれたのか、それとも業者が実はお金だけ取って応募していなかったのか、今となっては分かりません。
現在の申請代行の相場が$30.00~$40.00または¥3,000~¥5,000なので、オンライン方式の応募が価格崩壊をおこさせたことが分かります。IT革命はコストを爆発的に減少させるのです。

「U.S.Lottery Registration社」のDV2000の代行のパンフレットです。私的な代行業者ではなくアメリカ政府の公式事業であるかのようです。ちなみにこの業者は今では日本語のサイトも開設して代行業務をしておられます。サイトでは「アメリカンロッテリーレジストレーションは他のエージェンシーより十倍の当選確立を誇ります。他のエージェンシーからのクレームに 惑わされないでください。唯一のアメリカンロッテリーレジストレーションです。(中略)前回の抽選では60パーセント以上の応募者が応募用紙の記入ミスにより失格となっています。 」と説明されていますが、私は業者によって当選確率が変動するという説明は誤解を招くのではないかと思います。「U.S.Lottery Registration社」のDV2000の代行料金は1名$50.00、夫婦$70.00でした。 現在のサイト では1名$50.00、夫婦$75.00となっており、日本の代行手数料の大きな値下がりとは対照的です。

上述の「アルビスジャパン」のDV-2001応募代行の資料では1991年度を初回と説明しています。 「 八田行政書士事務所 」のサイトでは「1990年の移民法で新しく制定されたプログラムで、1994年から、毎年募集が実施され、抽選で当選者を決めます。 」と解説され、「 Third Stage Canada 」のサイトでは「1989年から米国務省が毎年実施している特別プログラム」と解説されています。ちょっとややこしいです。

4/09/2009

[抽選グリーンカード] DV2004からDV2009の当選者数

JINKENの抽選グリーンカード申請サービスのサイトに、過去の抽選グリーンカード当選者数が掲載されています。米国国務省が発表している数字のようです。

抽選年 応募者数 当選者数 日本生まれの当選者数
DV2004 約1020万通 約11万1000名 1291名
DV2005 約590万通 約10万名 373名
DV2006 約630万通 約9万名 336名
DV2007 約550万通 約8.2万名 333名
DV2008 約640万通 約96,000名 382名
DV2009 約910万通 約99,600名 320名

4/06/2009

[グリーンカード所持者の米国所得税] 外国の銀行・金融機関口座の届出

米国居住者は、米国外の銀行や金融機関の前年の残高の最高金額が$10,000を超えた場合、報告書類(TD F 90-22.1 REPORT OF FOREIGN BANK AND FINANCIAL ACCOUNTS)の提出が必要です。
グリーンカードを所持する日本人が、日本の銀行や金融機関の口座を持っている場合、前年の残高の最高金額が$10,000を超えると報告の必要があるケースに該当します。

申告書類はIRSのサイトにあります。

提出期限は、翌年の6月30日です。
下記に郵送で書類を提出します。
U.S.Department of the Treasury
P.O.Box 32621
Detroit, MI 48232-0621

4/05/2009

[抽選グリーンカード] アメリカ入国書類 I-94

米国に入国する日本人は、通常は入国書類を準備して、入国審査時に提出します。
ビザ無しで入国する人はグリーンのI-94wを、ビザ有で入国する人は白いI-94を提出し、入国時に半券を審査官が取って、残りの半券をパスポートにホッチキスで止めてくれます。この半券は、出国時に航空会社が回収します。
グリーンカードを所有する人は、これら、I-94/I-94wは使用しません。I-94/I-94wはアメリカでの滞在許可に期限がある人の入国と出国を管理する書類であり、グリーンカード所持者にはアメリカでの滞在に期限がないため、I-94/I-94wなどの書類は不要なのです。
具体的には、下記の3つのいずれかに該当する人は入国書類は不要で、それ以外の全ての人がI-94またはI-94wが必要という事になります。
1. アメリカの市民権を持っている人
2. アメリカの永住権を持っている人(グリーンカードを持っている人)
3. カナダの市民権を持っている人

以下は、ノースウエスト航空の機内誌からの抜粋です。
Arriving in the United States - Immigration Form for Visitors
"Before arriving in the United States of America, all foreign nationals (except Canadian citizens and permanent residents of the United States of America) are required to complete an immigration form".

4/01/2009

[グリーンカード所持者の米国所得税] オンライン納税

アメリカの所得税のオンライン納税は、IRSのサイトから行います。
日本の所得税のe-Taxは税務署がオンラインソフトを提供していますが、アメリカの所得税のe-fileの場合には IRSのサイト には民間のソフトへのリンクが並んでいます。
そのうち、 TurboTax などはamazonの納税ソフト売り場でも活発に販売されています。

民間のソフトを使用して申告書が出来上がったときに、所得が5万6千ドル以下(an Adjusted Gross Income of $56,000 or less.)の場合には無料で、それを越した場合にはソフト使用料金支払いのページに進むようになっています。 無料で使用する時でも、住所などの個人情報の入力が必要で、この時にアメリカ国外の住所を入力するとエラーになって、オンライン申告もできませんし、申告書のプリントも出来ません。
ソフトによってはそのままクレジットカードでソフトの使用料金といっしょに納税も支払えるものもあるそうです。その場合、ソフト会社には税額に加えて手数料を加算して支払いますが、チェックを送る郵送料や、口座振替の手数料を考えれば正当な支払いだと思います。

そのままそのソフトの画面でIRSにオンライン申告する場合には、アメリカ国内の住所と、昨年の申告所得金額(adjusted gross income)が必要です。

3/13/2009

[グリーンカード所持者の米国所得税] 米国確定申告無料ソフト(Free File)

アメリカの所得税の電子申請について" 有元美津世のアメリカ西海岸便り "というサイトで、下記のように述べられています。
給与所得者であるかいなかにかかわらず、国民全員が確定申告をしなければならないアメリカでは、確定申告の処理は大変な作業である。郵送された申告書は、 IRS職員がデータを入力し直さなければならない。データをオンラインでもらえれば、IRSにとっても、大幅なコスト削減となる。IRSでは、2007年までに納税者の8割をe-fileによる申告に転換する計画だ。  e-fileを利用する人の多くが、IRSより返金を受ける人たちだが、追加の税金を支払わなければならない人は、デビットカードやクレジットカードで支払うこともできる。ただし、クレジットカードを利用した場合は、取扱業者によって平均2.5%の手数料が徴収される。税金がオンラインで支払えるなんて、オンライン取引もここまで来たかと感心してしまった。

lily_lilaさんのブログ" 渡米生活。 "では、下記のようなくだりがあります。
IRSのホームページを見ると、オンラインで申告が可能だと書いてある! これだ、というわけで、喜んでクリックしてみると……
なんだか、民間の申告サービスへのリンクが並んでいるだけなのです(爆)
なんつーか、これぞアメリカ!って感じですよね (T▽T)
まあ、外に外注できるものなら、そうすればいいんですけど。。。
(下手にバグの多いソフトを内部で開発されるくらいなら……)
で、ご丁寧に、これらのサービスは年収54000ドル以下なら無料だと書いてある。 その名も「FreeFile」サービスです(笑)。
しかし、この国に住んで3年目の私は、「そんなわきゃネエだろ」と思うわけですよ。。 タダより高いものはないと申しますか、タダのものがそんな山ほどリンクを連ねているわけがないし、逆に本当にタダなら、個人情報を売りさばかれてウンザリするほどダイレクトメールに悩まされるのがオチです(勿論、そういう事も全部Use Agreementとかに虫眼鏡がいるほど細かい字で書いてあるのだが、そんなもの目を通す時間があほらしい)。
で、はたして、もう一度真面目に説明を読んでみると、Federal Taxの申請は無料だが、StateTaxの申請にお金がかかることがある、と書いてある(笑)。
ほーらみろ、やっぱりな(笑)。


日本のe-Taxは、サイトから入力すれば確定申告が可能ですが、アメリカの電子申請は民間のTAXソフトから申請する仕組みになっているようです。TAXソフトにはクレジットカードで税金を支払える仕組みが組み込まれていたりするらしいです。(クレジットカード払いには手数料が必要)
税務署(IRS)のFree File Homeというサイトを見ると、年収5万6千ドル以下の人は無料ソフトが使用できるようです。

3/12/2009

[グリーンカード所持者の米国所得税] 土田 満穂さんのサイト

アメリカの税務に関して社会貢献したいと、NPO法人を運営しておられるという土田 満穂さんは、ホームページと、ブログを開設されています。

ホームページはこちら。 アメリカの税金について、系統立てて解説されています。

ブログはこちら。 アメリカ税務について、いろいろな記事を読むことができます。

2008年の申告の詳細解説のページはこちら。

電子申告も可能、クレジットカードによる支払いも可能、と書かれています。 2008年の申告に使用する為替レートは、$1.00=103.39円だそうです。

3/10/2009

[グリーンカード所持者の米国所得税] Max Hataさんのブログ「実際に大きな所得税を支払うケースはあまり多くはない。」

L.A.で、Ernst & Young LLP International Tax Partner/Japan Business Services U.S. Tax National Leaderを務めておられるMax Hata (秦 正彦)さんは、そのブログの中で、「市民権またはグリーンカードを持っている状態で米国外に住んでいるようなケースでは米国での確定申告は必ず行う必要があるが、実際に大きな所得税を支払うケースはあまり多くはない。これは次のような理由による。」と解説されています。

「日本のようにある程度の所得税が課せられる国に住んでいるケースでは、実質的にグリーンカードを持っていることに係る税金関係のコストは、申告作業に費やす時間・申告書作成代となる(Sec.911非課税措置にしても、外国税額控除にしても申告書を提出して初めて計上できるものであり、申告作業は避けて通れない)。」という事です。

外国所得控除
「長期に米国外で働くことによって得られる「勤労所得(給与、賞与等の報酬、勤労を基とする自営業収入)」は年間$85,700(2007年ベース)を上限として非課税とすることができる。これは税法の「Sec.911」に規定される非課税措置であることから一般に「Sec.911非課税措置」と知られている。このSec.911非課税措置は雇用の(自営業の場合には事業の)場所が米国外(正確には米国以外の国)にあり、かつ一定期間以上を米国外で過ごしているケースに適用される。ここでいう「一定期間」の判断は「330日テスト」と「居住地テスト」の二つのいずれかにより判断されるが、簡単に言うと少なくとも1年は米国外で過ごしている必要がある。なお、年間非課税枠である$85,700は物価スライド調整されるが、暦年一年間を通じて外国で過ごしていないようなケースでは(年の途中で引っ越ししたようなケース)、非課税枠が按分され減額される点注意が必要となる。」

外国税額控除
「「居住者という理由で全世界の所得に課税されるケースで、課税される所得に外国源泉所得があり、かつ外国で所得税を支払っている場合、居住者課税をしている国に支払う所得税から(限度額の範囲で)外国に支払う所得税を差し引く」というものである。」

ただし、外国所得控除を適用して、長期間米国外に住んだ場合、グリーンカードを没収されるという話も聞くので注意が必要です。

3/09/2009

[グリーンカード所持者の米国所得税] 永野森田会計士事務所のサイト-永住権取得年の税金

グリーンカードを取得した年は、グリーンカードの取得日までは日本の居住者の扱いになり、グリーンカード取得後は米国の居住者の扱いになるため、Dual Statusと呼ばれます。
米国の所得税は、既婚者の場合、夫婦合算(Joint)と夫婦個(Separate)の申告を選択することができますが、夫婦合算(Joint)の方が控除が大きく、有利になります。
ところが、Dual Statusの場合には夫婦合算(Joint)を選択することができません。
そこで、下記の2つのケースの税金を計算して、税金の安い方を選択することになります。
1. Dual Statusで申告する。全世界所得を申告するのは、グリーンカード取得日以降のみ。ただし、夫婦合算(Joint)申告を選択することができない。
2. 非居住時を含む一年間の全世界収入を申告することにより、夫婦合算(Joint)申告を選択する。

永野・森田公認会計士事務所のサイトに詳しい説明が掲載されています。

1/21/2009

[長期間米国外に滞在する場合のグリーンカードの維持] Marcos, Negron & Akaikeのサイトの記事

グリーンカードの維持について、"Law Firm of Marcos, Negron & Akaike, L.L.P."のサイトでは、次のように解説されています。
「永住権保持者の中には、1年に何度か米国に入国し短期間滞在すれば永住権を維持できると思っている方が多くいますが、これは誤解です。」
「永住権保持者に対する移民局の米国入国審査は、永住権保持者の「意思」を検討する内容です。米国から離れていた期間や理由を始め、永住権保持者が米国内に居住所を維持しているか、米国に不動産や財産を所有しているか、米国で仕事をしているか、米国で税金申告をしているか、米国に銀行口座があり頻繁に取引を行っているか、米国の運転免許証を保有しているか、家族が米国に居住しているか等、永住権保持者が置かれている状況を総合的に検討します。」