7/17/2008

[DV2008] ビザ健康診断

抽選グリーンカードの面接通知が来たら、大使館面接にビザ健康診断の診断書を持参できるように、ビザ健康診断を受けなければなりません。
ビザ健康診断の詳細は、こちらの米国国務省のサイトで解説されています。
ビザ健康診断は、米国国務省のサイトにリストされた指定病院で受ける必要があるので、面接通知を受け取ったらさっそく予約しましょう。

私たちの場合は、面接通知から大使館面接までに間に合う日程で受けられる病院が、恵比寿駅の”東京ブリティッシュクリニック”のみでした。

米国国務省の「ビザ不適格」というサイトに、次のような記述があります。

「米国の移民法には、不適格に関して具体的に記されています。例えば、申請者が伝染病に罹っている、危険な精神障害がある、重大な犯罪行為を犯した、テロリスト、米国に不法に入国をした、または許可された期間を越えて不法に滞在をした場合には、ビザの発給を拒否されます。」

したがって、ビザ健康診断では、ビザを申請する人が、伝染病に罹っていないか、危険な精神障害がないか、の2点について診断されると考えられます。

病院に予約した時間に到着すると、窓口で受付をします。日本の健康診断だと、病院の窓口は愛想が良くて優しいのですが、ここでは事務的で淡々としていました。

診察室のようなところに入ると、私には医師なのか看護士なのか分かりませんが、日本人風の女性から日本語でてきぱきと質問されます。伝染病と精神障害がないことを確認しているのだと思います。抗体検査の記録や、受けてきた予防接種の記録をチェックしてもらいます。

胸部X線検査が行われます。結核などの検査なのではないかと思います。
血液検査も実施されます。この血液検査にはHIV(エイズ)や性病の検査も含まれているそうです。

最後に、優しそうな、年輩の白人男性の医師の前でパンツ1枚になって診察を受け、必要な予防接種もこの医師が行います。

ビザ健康診断が終わると、受付で支払いを済ませます。不思議なことにクレジットカードが使えないので、多額の現金を持参する必要があります。

検査結果を取りに来られない場合には、宅急便で送ってもらえます。その場合には、「宅急便で配達事故や遅延があっても病院は責任を持たないことに同意します」というサインをして、宅急便代金を支払います。

ビザ健康診断で、なんらかの異常が発見された場合には、検査結果は大使館に直接EXPACK500で送られるそうです。その場合にはEXPACK500の料金も同時に請求されるようです。

筆者は移民弁護士でも医師でもありませんので、このサイトはあくまで私見を述べています。このサイトのご利用にあたって、読者の方が不利益を受けられても、筆者は責任を負うことができませんので、あらかじめご了承ください。

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